概要
キャラクターの行動を「素早く」「正確に」操作することを求められるゲームジャンル。このジャンルにはリアルタイムで処理される数多くのサブジャンルが含まれる。
特徴
アクションゲームでは以下の特徴が数多く見られる。
- レベルを攻略する。レベルの最後には強力な敵であるボスが存在する
- Item (アイテム) を収集する
- 障害物を避ける
- 武器やスキルを駆使して敵と戦う
- スコアを最大化することが目的となる
上記の特徴は、正確なコントロールや反応速度など、プレイヤーの身体能力を要求するものである。
構成される要素
レベル
プレイヤーはレベルを攻略することを目標とする。
昔のゲームではゲームオーバー時には、長いレベルであっても最初からやり直すことを強いられたが、チェックポイントの導入により、途中からやり直せるように設計されるようになった。
レベルには一本道である Linear Progression (リニア進行) と、攻略順が自由に決められる Nonlinear Progression (非リニア進行) がある。
前者は、一般的なアクションゲームやパズルアクションゲーム、音ゲーなど。後者は、Metroidvania (メトロイドヴァニア) 、Survival game (サバイバルゲーム) などで見られる。
ただこの2つは明確に分離されるものではなく、スーパーマリオブラザーズのように、基本的にはリニア進行だが、土管によるショートカットなど、部分的な非リニア進行を採用しているゲームもある。
多くのアクションゲームでは、プレイヤーは単一のアバターを操作する。採用されやすい機能は以下の通り
- 移動:地面を走り回る。ジャンプ。空を飛ぶなど
- 攻撃:体術や武器、スキルなどにより敵を攻撃する
- 必殺技:一定の範囲内の敵に強力な攻撃を行う。使用には制限がかかることが多い
- パワーアップ:速度の向上やより強力な攻撃、一時的なシールドの獲得など
キャラクターが空間を移動するアクションゲームでは、プレイヤーは「障害物」「トラップ」「敵」に遭遇し、キャラクター性能との Interaction (相互作用) によりそれらを乗り越えたり倒したりする。
敵には AI (人工知能) が利用され、駆け引きが要求されることもある。
キャラクターには衝突判定となる範囲が設定されており、敵の攻撃や針の地形などで、Health (HP) や Lives (残機) を失う。そして、それが 0 になると、プレイヤーは死亡してゲームオーバーとなる。または残機を1つ失う。
ゲームオーバー時にはリトライして、レベルの最初から、またはチェックポイント、または死亡した場所からやり直しを行います。特に死亡した場所からやり直す場合は、復活後に即死亡するのを防ぐため、一定時間無敵になることが多い。
アーケードゲームの場合、スコアの上昇により残機を増やすことができる(1UP、エクステンド)ものもあるが、コンソールゲーム機への移植時には、残機が無限となったものも多い。
アクションゲームでは、いくつかの Point of view (視点) が用意されている。
- 2D
- Side scroller (サイドビュー) : 横視点
- Top-down (トップビュー) : 見下ろし視点
- Isometric (クォータービュー) : 斜め上視点
- 3D
- FPS (First person shooter) : 主観視点
- 第三者視点 (TPS)
- 自由カメラ視点
また、レベル全体を見通すことができない視点の場合、「ミニマップ」というレベル全体を見通す概略図、またはプレイヤーの範囲を大きく示す図が表示されることもある。
アクションゲームではわかりやすい目標を設定されることが多い
- ゲームの最後に登場するボスを倒す
- スコアをより多く稼ぐ
スコアの上昇については、特定のチャレンジを達成する、特定の敵を倒すなどの方法が用意されている。またスコアには「ボーナス」と呼ばれる特殊なスコアアイテムが提供されることもある。
サブジャンル
アクションゲームのサブジャンルの例は以下の通り
- アクション要素
- パズル要素
- 敵を倒す要素
- 探索要素
- 格闘要素
- タイミング要素
- シューティング要素