カテゴリー: シナリオ
概要
非線形な物語とは、「断片的な情報」や「バラバラの時系列」「並行して進行する物語」「別の物語のナレーションが入る」など、直列的でない形式の物語である。
ゲームにおける「非線形な物語」
ゲームにおける「非線形な物語」には以下のものがある
- 探偵神宮寺三郎 未完のルポ : 3人の登場の視点を切り替えるザッピングシステム
- EVE Burst error : 複数人の視点によるマルチサイトシステム
- ソニックアドベンチャー:6人のプレイヤーそれぞれの視点でストーリーが展開する
- サウンドノベル 街 -machi-:8人の主人公が相互に絡み合うストーリーで、ある主人公のバッドエンドを別の主人公の行動で運命を切り替えるパズル的な構造を持っている
イン・メディアス・レス(ラテン語:In medias res or medias in res、「物事の中途へ」の意味)とは、物語を最初から語る(アブ・オーウォー Ab ovo「卵から」またはアブ・イニティオーab initio「開始から」)代わりに、中途から語りだす文学・芸術技法のこと。登場人物・舞台設定・葛藤は一連のフラッシュバックもしくは過去の事件に関係する登場人物を通して紹介されることが多い。
Wikipedia – イン・メディアス・レス
- アンチャーテッド2: 物語の中盤の事故発生時からゲームが開始する (その後、物語が最初に巻き戻る)
- ペルソナ5: 怪盗団の主人公が警察に捕まる直前からゲームが始まる
ペルソナ5の場合、ゲーム開始直後に物語の後半から開始するので、強力なスキルで雑魚を撃破するゲームプレイができる。(そのイベント後、主人公が学校に編入するシーンまで巻き戻される)
「Fragments of Him」は主人公の死を様々な視点で体験するゲーム。恋人や元恋人、祖母などが主人公の死後どのような影響を受けるのかが描かれる。
注目すべきは、プレイヤーが誰の部屋に入るのかで視点が変わること
「Hotline Miami 2」ではプレイ進行と時系列が前後しており、そのたびにビデオテープを巻き戻し/早送りする演出が入る。
主人公が死亡する描写はすでに行われており、なぜ死亡したのかがゲームを進めていくうちに明らかとなる
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