概要
2Dシューティングゲームとは、 Shooter game (シューティングゲーム) と Action game (アクションゲーム) のサブジャンル。略語は STG 。プレイヤーは宇宙船や戦闘機、超能力や強力な武器を持つキャラクターを操作して、敵が発射する弾を回避しながら、武器による弾で敵を破壊することがコアメカニクスとなる 2Dゲーム。
特徴
視点はトップビューまたはサイドビューで表示され、プレイヤーは遠距離から攻撃可能な武器を使用する。
共通要素
アイテムには、移動速度や武器の威力を上昇させるパワーアップアイテムや、敵弾をすべて消して無敵状態になるボム、雑魚敵をすべて消すアイテム、スコアを上昇させるアイテムなどが存在する
プレイヤーが操作する自機は、敵弾に一度衝突するだけで破壊されるタイプと、Hit point (HP) やシールドのシステムにより何度かの被弾により破壊されるタイプがある。
ボムのような特殊な武器を除いて、武器の弾薬は無限とされていることが多い
視点やプレイヤー操作、テーマによる分類
2Dシューティングは視点やプレイヤーの操作方法、表現されるテーマで分類される
プレイヤーと敵を1つの画面に固定した(レベルがスクロールしない)もの。そしてプレイヤーは弾を決まった方向にしか発射できない(上方向おのみなど)。代表作は「スペースインベーダー」「ギャラクシアン」「ギャラガ」「プーヤン」など。
プレイヤーは任意の方向に自機を回転させて弾を撃つことができるもの。「Asteroids」など。
宇宙を舞台にしたゲーム。プレイヤーは宇宙船を操作する
幾何学の図形などベクターデータ中心の抽象的なグラフィックで表現された世界を舞台にするゲーム。ABA Games 作品や「Geometry Wars」など。
また、テクノ音楽を中心として、パターン化されていない(ランダムに自動生成される)敵の動きに反射敵に反応することを繰り返し、プレイヤーをトランス状態にするシューティングは、 Trance shooter (トランスシューター) と呼ばれる。(「Geometry Wars」「スペースインベーダー・エクストリーム」など)
スクロール方向によっても分類がされる。
縦方向であれば Vertically scrolling shooter (縦方向スクロールシューティング) で、トップビューの見下ろし視点のシューティングとなる。
横方向であれば Side scrolling shooter (横方向スクロールシューティング) で、サイドビュー視点で重力の影響を受けたシューティングとなる。
Bullet hell (弾幕シューティング) は画面全体が敵の弾で埋め尽くされるゲーム。日本国内では 縦方向スクロールシューティング と組み合わせることで発達したが、海外では 全方位シューティング と組み合わせた「Nuclear Throne」「Enter the Gungeon」が生まれての人気ジャンルとなった。