カテゴリー: その他
概要
横井軍平の哲学。
横井は「枯れた技術の水平思考」という独自の哲学を持ち、自作に反映していた。
「枯れた技術」は、「すでに広く使用されてメリット・デメリットが明らかになっている技術」のことで、「水平思考」(エドワード・デボノ提唱)は、「既存の概念に捉われず新しい角度から物事を見る」ということであり、要は「既存の技術を既存の商品とは異なる使い方をしてまったく新しい商品を生み出す」。結果的に開発コストを低く抑えることができるのが特徴。
Wikipedia – 横井軍平
メモ
横井軍平氏はもともと電気工学科卒の技術者であった。それゆえ元から技術的な素養があり、その土台によって技術を組み合わせることで新しいものを生み出すことができたのだろう。
枯れた技術であっても使いこなすには理解が必要だ。ブラックボックスで理解した気になるのではなく、ありきたりな技術であってもそれがどのような過程で成立しているのか、という仕組みの本質を理解しなければ、水平思考を行うことができない……のかもしれない
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