カテゴリー: ゲームデザイン
概要
2段ジャンプとは、通常のジャンプをした後、足場のない空中からさらにジャンプを行うアクション、スキルなどである。空中ジャンプ。
なお最初に2段ジャンプを採用したゲームはドラゴンバスター(1985)。
2段ジャンプを採用するメリット
- 軌道修正しやすい:小さくジャンプしたりや空中で制御したりできる。それにより多彩なジャンプの軌道をコントロールできるようになる
- ジャンプの飛距離が伸びる:通常、2段ジャンプは重力の働きを打ち消すため飛距離が伸びるケースが多い
特に Platformer (プラットフォーマー) で採用するかどうかで難易度やゲームプレイが大きく変化するため、重要となるメカニクスといえる。
2段ジャンプを採用する際に考慮すべき要素
- 落下ダメージの回避:高いところから落下した際、着地直前で2段ジャンプすることで回避できてしまう
- 2段ジャンプできるかどうかが分かりづらい:明確な表示がない限り2段ジャンプできるかどうかがわからないことが多い(※2段ジャンプするとキャラクターが「前方宙返り」を行うなど、見た目を変化させるとわかりやすくなる)
- タイミング要素を入れるべきではない:ドラゴンバスターではタイミングよく押さないと2段ジャンプできないようになっていたが、現代的なゲームではそういったタイミング要素は不要
- 3段以上のジャンプは不要:通常3段以上のジャンプを採用する必要はない。理由はプラットフォーマー要素を無意味にしたり、わかりにくくなってしまうため。ただし、一時的なパワーアップとして無限空中ジャンプできるなどの採用方法であれば問題ない