概要
プレイヤーは私立探偵となって、事件の謎を解決することを目的としたゲーム。世界観はクトゥルフ神話の「魔女の家の夢」(1933)、「戸口にあらわれたもの」(1933)、「名状しがたいもの」(1925) をモチーフとしている。
ルール
セットアップ
- 被害者6人からランダムに2枚を選び「事件カード」に並べる
- 被害者1枚を片付けておく(被害者が5人の場合)
- 残りの被害者カードを「被害者の山」に置いておく
- 手がかりカードを「手がかりの列」に5枚並べる
- 手がかりカード3枚を手札として配る
- 残りの手がかりカードを「手がかりの山」に置いておく
ゲームプレイの流れ
- 手がかりの列の「一番左」のカードを「事件カード」と連結させたり、手札に加えたり、捨札に捨てる
- 事件カードに連結させた「手がかりの種類」が5種類になったら、事件解決が可能となる
- 解決した手がかりにパズルピースがある場合は、「全体像カード」に置くことができる
- 全体像カードが「5枚」揃うとゲームクリア(5枚クリアの条件の場合)
以下のどちらかの条件を満たすと敗北となる
- 狂気カードが5枚「狂気カード置き場」に置かれた場合
- 狂気カードは狂気チェック時に「狂気マーク」があるカードを引くと追加される
- 「被害者の山札」が存在しない状態で事件カードを引こうとした場合
- 時間切れカードが「5枚」置かれると事件カードを1枚引かなければならない
- 「手がかりの山」がない状態で手がかりカードを引後とした場合、事件カードを引かなければならない
カードの並べ方
7並べのように、被害者を開始地点として、右側にある「本」「眼」「吹き出し」「虫眼鏡」のアイコンを連結させることで、カードを並べていく。「全て」と書かれている場合はどのアイコンでも連結可能。
難しそうだったルールのまとめ
個人的に理解が難しかったルールのまとめ
フェーズ解決周り
フェーズ解決は以下の順で行われる
手がかりカードから1枚引く。プレイする場合は Playフェーズ。捨てる場合は Drop フェーズに移行する
カードの効果を解決する
- 黒色のシンボルの場合は強制実行
- 狂気シンボルの場合は、手がかりの山からカードを引く (→Sanity Checkフェーズ)
- カードが捨札に移動する場合は「Dropフェーズ」を行う
- 配置したカードの列が7枚を超える場合は、手がかりの山からカードを1枚引き TimeOutフェーズを行う
移動するカードに時間切れペナルティーのシンボルが含まれる場合は、カードを捨札ではなく「時間切れカード」に移動させる (→TimeOutフェーズ)
事件解決が可能である場合、 Resolve Caseフェーズに進む
時間切れカードが5枚配置された場合は、被害者の山から1枚引いて「事件カード」に配置する。
被害者の山がない場合はゲームオーバーとなる
- カードに狂気ペナルティーが含まれる場合は「狂気カード」に置く
- 狂気カードが5枚配置されるとゲームオーバーとなる
- カードに時間切れペナルティーが含まれる場合は「時間切れカード」に置く (→TimeOutフェーズ)
手がかりカードの種類が5つ以上ある場合、事件解決が可能となる。
その中でパズルピースがある場合は、それを除いた 5つ以上の種類がある場合のみ、「全体像カード」への移動が可能となる。
「全体像カード」が5枚以上になるとゲームクリアとなる
手がかりカード周り
「手がかりの列」から引くことがアクションを行うためのリソースと考えると理解しやすい
手札からカードをプレイする場合、「手がかりの列」から1枚引いて「捨札」に捨てる必要がある。
「手がかりの列」から1枚も引かずに手札からプレイすることはできない。また「手がかりの列」から1枚引いて、それを手札に入れ、かつ手札からプレイすることはできない。
左上にパズルピースがあるカードは、それより前に1つ以上の「カギカード」が配置されていないと、プレイすることができない
左上に「3」の数字のあるカードは、それより前に「3枚以上プレイ済み」でないと配置できない。
事件解決を行うには、「手がかりの列」から1枚引いて「捨札」に捨てる必要がある。(解決条件が成立しても、即座に解決することはできない)。
プレイした場合は、以下の順で解決される
- スキルの実行(スキルがあれば)
- スキルにより捨札にカードが移動する場合は、時間切れ判定を忘れずに行う
スキル周り
1. 「手札に追加」系
手札が3枚ある場合は「手札に追加」系のスキルは使用できない。そのため「手札に追加して即座にプレイ」ということもできない。
考察
手がかりカードの属性
手がかりカードは全部で6種類。5種類揃えることで事件解決となるので、1つだけ予備があることとなる
- 容疑者
- 脅威
- アーティファクト
- 証拠
- 場所
- モンスター
2. 連結アイコンの種類
連結アイコンは全部で4種類 (+全部)。
- 証拠集め
- 監視
- 面談
- 研究
手がかりカードが合計50枚なので、トランプのスーツがもととなっているのかもしれない。
特殊な効果を持つカードのアイコンは1つのみになっていることが多い。
ゲームデザイン
比較的、発狂死 (5枚の狂気カード) は起きにくく、時間切れのゲームオーバーになりやすい傾向がある。
事件カードが多いほど、時間切れ (TimeOutフェーズ) が発生しにくくなり、プレイの自由度が高くなる。