概要
プレイヤーは単純なアクション(画面内の特定オブジェクトをクリックまたはタップする)で、ゲーム内通貨などの報酬を得ることができ、その報酬をもとにさらに効率よく報酬を得られるリソースを購入したりアップグレードを行うことを目的としたゲームジャンル。代表的なゲームはクッキーをクリックするとクッキーが増える「 Cookie Clicker (クッキークリッカー) 」。
特徴
心地よい急成長
放置系ゲームは、「工場」「農場」などの設備を購入することで、生産能力の数値が爆発的(指数関数的)に上昇するのが特徴。
ただし、より強力な設備を購入するには多額のコストが必要となるため、その急成長の効果は打ち消されることになる
多くの目標とそれに対する結果が得られる
急成長はゲーム世界の広がりや解放感をプレイヤーに感じさせる。それにより新しい目標に対するチャレンジを促すことができる。
強くてニューゲーム
NewGame+ (強くてニューゲーム) は一部の放置系ゲームで採用されるメカニクス。
プレーヤーはゲームの進行状況をリセットして、別の形式の報酬を獲得する。この新しい報酬は通常、リセット後に消えないグローバル ボーナスを獲得するために使用され、プレイヤーは以前のリセットよりも先に進むことができる。
これにより、最終的に無限のゲームリプレイとさまざまなプレイ戦略が作成されることとなる。
ゲームクリアが存在しない
放置系ゲームでは、最終的なゲームクリアとなる目標が設定されておらず、報酬を稼ぐこと、稼ぎの効率を最大化させることが目標となります。
ただし、コレクション要素をすべてアンロックさせることがゲームの目的とするなど、ゲームデザイナーは自由に目標を設定することができます
ゲーム体験
プレッシャーが限りなく小さい
放置系ゲームには、失敗(ゲームオーバー。ミスなど)に対するペナルティが限りなく小さい(ほぼない)ため、プレイヤーに対して負担が小さいゲームであるといえる。また操作もシンプルでゲーム的な駆け引きも少ない。
つまり、損失が少なく、それでいて一定の成長が感じられ、そのフィードバックを得られ、モバイルゲームやソーシャルゲームに向いているゲームジャンルと言える