Unityで2Dゲームを作るのにおすすめな参考書

今や世界で最も使われている(日本でもダントツ人気)のUnityのおすすめの参考書を紹介します。

なお、主に2Dゲームを作っている開発者としての個人的な視点からのおすすめとなる点にご注意いただければと思います。

入門者向け

Unityの教科書 Unity 2021完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座

2Dゲームに限らず、Unity初心者全員におすすめしたい本ですね。とにかく手順が丁寧な説明で図が豊富であるため、多機能で理解が難しいUnityをとてもわかりやすく説明できています。

ただ、題材となるゲーム内容が「ルーレット」「タイミングゲーム」「避けゲーム」「Doodle Jump」「的あてゲーム」といったカジュアル過ぎるゲームであるというのが欠点です。

出典:Unityの教科書 Unity 2021完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座

ハイパーカジュアルゲームを作りたいのであればこれでも良いのですが、もう少しゲームっぽいものを作りたい場合には別の本で勉強する必要があります。

ちなみにハイパーカジュアルゲームについてはこのページにまとめています。

ハイパーカジュアルゲームの作り方 ハイパーカジュアルゲームの作り方

初心者〜中級者向け

Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門

こちらは初心者には少し難しいかもしれませんが、さきほどの本よりもゲームらしい(「 Incremental game (放置系ゲーム) 」「 Cookie Clicker (クッキークリッカー) 」「 2Dサイドビューの Platformer (プラットフォーマー) 」)ゲームを題材としています。

出典:Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門

特に「放置系ゲーム」「クリッカー系ゲーム」はスマートフォン向けのゲームとして人気が高く収益性が高い(継続率が高い)ことで知られていますので、ゲームで生計を立てていきたいと考えている人には良い題材ではないかと思います。

[Unite]個人ゲームアプリ開発者はいかにして生きていくのか? 「和尚」が語るゲーム作家の生き方指南
出典:[Unite]個人ゲームアプリ開発者はいかにして生きていくのか? 「和尚」が語るゲーム作家の生き方指南

UnityではじめるC# 基礎編 改訂版

「Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門」と同様、いたのくまんぼう氏による Unityの教本です。

こちらの本ではEscape the room game (脱出ゲーム) 」「 Physics puzzle game (物理パズルゲーム) 」という、これまたスマートフォンで人気のあるゲームジャンルです。

出典:UnityではじめるC# 基礎編

題材のチョイスが絶妙で、こちらもこれからUnityでゲームを作っていきたい人にはおすすめの本です。

楽しく学ぶ Unity2D超入門講座

こちらの本はサイドビューのアクションゲームの作り方を解説している本です。

出典:楽しく学ぶ Unity2D超入門講座

ただ、1冊丸々サイドビューのアクションを作るので、より高度なもの(素材画像がシンプルなので、そうは見えないのではありますが……。ゲームプログラム的にという意味で)を作る方法がわかります。

サイドビューアクションに興味ある人にはおすすめの本となっています。

中級者〜上級者向け

ゲームの作り方 改訂版 Unityで覚える遊びのアルゴリズム

こちらは、ゲームプログラムを上達したいと考えている方にぜひとも読んでもらいたい本です。Amazonのレビューの評価は平均「★3」と決してよくありませんが、個人的にはとても素晴らしい内容の本だと思っています。

理由としては以下のとおりです。

  • 本では部分的にアルゴリズムが紹介されているだけなので、全体の流れを理解するにはソースコードをしっかり読む必要がある
  • 他の本よりも制作難易度の高いゲームで、より高度なプログラム知識が必要になる
  • 古いバージョンのUnityで作られていてそのままでは動かないので、置き換え作業が必要になってプログラムやUnityのバージョンによる違いについて考える力が身につく
  • ゲームを面白くするための Tips が細かく描かれていて勉強になる

ゲームプログラムの技術力を上げるには、他人のソースコードを読んで理解し、自分のゲームに応用できるのが一番力が付きます。また題材も「ドットイートゲーム」「パズルゲーム」など、高いプログラム能力が求められるものとなります。それにより、単に簡単なサンプルゲームをコピーするだけの状態から抜け出し、ゲームプログラムのための本当の力が身につくためとなります。

出典:ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム

Unityのバージョンがやや古いため、そのままでは動作しないところがありますが、それもUnityを理解するための過程であると考えると勉強になります。ゲームアルゴリズムそのものはいつの時代でも不変なので、アルゴリズムを勉強するためであれば環境の違いはほぼ気にならないはずです。

誘導レーザーのアルゴリズムを細かく説明されています
(出典:ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム)

なお、Kindle版は固定レイアウトで読みにくいので、中古の単行本で良い(その方が安い)と思います。

あと改定前のバージョンだと、紙の本であれば数百円で買えてしまうので、古いバージョンでも気にならない人はこちらもおすすめです。

こんな良書が110円……?!(※配送料は数百円かかります)

以下に中古本のリンクを貼っておきます。

ちなみにサンプルがダウンロードできない、という低評価レビューがついていたのですが、今はサポートページから普通にダウンロードできるようです。