Godot Engineで2番目に作ったゲームで 1000ドル (約13万円) の売上を達成した…という reddit の投稿があったのでまとめてみました
- My Godot game released a year ago and earned $1 000, here’s how I did it (Godotでゲームを作って、1年間で 1000ドルを稼いだ方法)
見た目もシンプルで、ゲーム内容もほぼ倉庫番…というオールドタイプのゲームにも関わらず、個人開発としてはそれなりの売上を達成しているので、初めてゲームを発売してみよう…と考えている方には参考になる部分も多いかもしれません
目次
Steamでゲームを売るときに8つのやるべきこと
1. プロ並みのバナーアートを作る
Steamではバナーが多くのユーザーが最初に見るものであるため、シンプルな倉庫番のようなレトロなゲームであっても、訴求性のあるバナー画像にするべきとのことです。
例えばSteamのストア内検索で、自分の作っているゲームのジャンルを検索して、他のバナーと比較しても見劣りしないかどうかを確認するのがいいかもしれません。
2. Steamページ(ストアページ)を早めに作成・設定する
個人ゲーム開発者は、ゲームが完成してからストアページを作る傾向がありますがこれは間違いで、早めにストアページを作成しておき、発売までのプロモーション期間を長めにとっておくことで認知度を上げることが大切、とのことです。
というのもゲームが実際に発売されると、発売後1週間でウィッシュリストに入れてくれた人の「約2割」が購入してくれるとの統計があるためです。そしてSteamで販売したゲームは発売後の1週間が売上の大部分を占める傾向があります。
そのため、発売までにウィッシュリストをどれだけ増やせるかが重要となるようです。
3. 遅くとも発売1ヶ月前にプレスリリースを送る
プレスリリース…というと「何をすればいいのかわからないから何もしないでおこう…」としてしまいがちですが、そうすると埋もれるゲームとなりがちです。
ゲームキャストさんがプレスリリースの書き方を説明しているので、やり方がわからない場合はこれを参考にすると良さそうです
XXXX年X月○日に、プレスリリースをメディアに送信する日を決める
ゲーム内容が端的にわかる文章と、ゲームの特徴を表現できる「キャッチコピー」を決める
ゲーム内容の特徴を表現したキービジュアル、バナーを作る
メディアに伝えるための事実(あなたの名前、ゲーム配信日、ゲームの特徴、プラットフォームと価格)を書く
ゲーム内容とプレイすることで得られる体験をまとめる
ゲームのセールスポイントや面白い要素を100〜200文字、必要であれば画像でまとめる
4. 割引を設定する (Steamは割引駆動)
Steamでゲームを売る方法は「割引」。ゲームの売りたい価格を50%OFFになったときの価格を基準として決めると良い、とのことです。
通常、時間と共に段階的に割引率を上げていくのが最適です。
例えば、割引率を33%から、半額、66%、75%へと1年以上かけて徐々に移行していくのがいいでしょう。 ローンチ直後に半額や75%引きといった大きな割引を急いで行うと、定価で購入した顧客に悪い印象を与えるばかりか、製品価値へ悪影響を与えます。
割引のベストプラクティス
ただしローンチ直後に大幅な割引をしてしまうと信用問題となりますので、急いで割引はしないほうが良さそうです。
5. Steamでレビューを多く得られるようにする
Steamでゲームを売るためには、10のレビューを書いてもらうことが重要とのことです。レビューがまったく書かれない場合は、残念ながら失敗である可能性が高そうです。
6 SNSでの口コミを広げる
TwitterやDiscordなどを活用して、コニュニティを広げることが大切となります。
7. コミュニティ内でレビューを書いてくれることを協力してもらう
Steamでゲームを売るためにはレビュー数が重要であるため、それをファンに説明してレビューを書いてもらうように協力を求めます。
8. ゲームイベントに参加・出展する
日本であれば、コミックマーケットやデジゲー博、BitSummitなど、同人・インディー系のイベントに積極的に参加して、プロモーションを行うことが重要となります
Steamでゲームを売る前におさえておきたいポイントBest10
こちらの記事も参考になりそうな部分がいくつかあったので紹介です。
英語で出せないなら出さない方が良いかもしれない
Steamで日英ゲームを売ってみますと、大体英語:日本語の本数割合が7:3くらいです。英語の販促ろくにできてなくてこの数字です。雑に計算して、日本で300本売れたなら世界で+700本、合計1000本売れる可能性を秘めてるわけです。
もっとも上記の数字通りになるとは限りません。海外ウケする/しない絵柄や作風、運や時流もあると思います。とはいえ、文字数が少ないゲームなら英語版を実装してから売るのを強く推奨します。
Steamでゲームを売る前におさえておきたいポイントBest10
Steamを利用している日本人は少ない(人口的にも)ので、Steamで出すなら英語対応はほぼ必須、と考えて良さそうです。