ひどいチュートリアルでプレイヤーをガッカリさせる8つの方法

投稿者: | 2015年2月13日

ひどいチュートリアルでプレイヤーをガッカリさせる8つの方法(The Designer’s Notebook: Eight Ways To Make a Bad Tutorial)を個人的にまとめてみました

はじめに

近年のゲームは大型化・複雑化に伴い、ルールや操作が難しいものとなりました。そのためチュートリアルでゲームのルールや操作を学ぶことが不可欠となっています。しかしチュートリアルを理解させようとするあまり、それが楽しくないゲームが増えてしまっているのも事実です。そんなガッカリさせられるチュートリアルのポイントは以下の8つです。

  1. チュートリアルを強制しろ
  2. たくさん読ませろ
  3. わかりにくい説明にしろ
  4. 手順を省略せよ
  5. 失敗時は多くの罰を与えよ
  6. 失敗時はプレイヤーを罵倒しろ
  7. 完了するまで先に進ませるな
  8. チュートリアルを全くなくせ

①チュートリアルを強制しろ

ゲームオーバーになるたびにチュートリアルを強制的にプレイさせ苦痛を与えましょう。そしてプレイヤーが知っていることを繰り返し教えて、小馬鹿にするのもよいでしょう。

解決策

これを解決する最も簡単な方法は、ゲームの主要なルートとは異なるオプショナルエリアにチュートリアルを配置することです。特定の地点へ進むとチュートリアルを行うかどうかをYes/Noで質問される、特定のNPCに話しかけるとチュートリアルをするかどうか質問される、などです。プレイヤーがチュートリアルを不要であると感じたら、それをスキップできるようにしておくのもよいでしょう。

②たくさん読ませろ

チュートリアルのテキストを何ページも表示しましょう。そして退屈な文章をたくさん読ませましょう。また老賢者のNPCが「ボタンを押して剣を振れ!」などと言うチュートリアルを延々と続けましょう。そうしてプレイヤーを疲弊させ、それらのチュートリアルを終わらせた時には、素敵なことにその内容をほとんど忘れているでしょう。

解決策

このような失敗をしないためには、すべてを説明するのではなくて、最低限な説明だけに済ませて、あとは文脈やゲームプレイからルールを理解できるようにしましょう。

③わかりにくい説明にしろ

例えば「画面の左上にある『売却』ボタンを押せ」という指示を出すけれども、そこには5つの異なるボタンがありどれにも『売却』というラベルがついているボタンがないようにしましょう。もしくは項目Xが表示されていないのに、項目Xを選べという指示を出しましょう。このような説明で、ユーザに余計な試行錯誤をさせるようにします。

解決策

チュートリアルは、プレイヤーに対して、アイコンがどのような意味を持つのか、ボタンがどういった機能を持つのかを学習させる必要があります。例えば、押してもらいたいボタンは、点滅させたり光らせたりすることで強調して表示します。メニューのある階層に移動させたい場合は全体を教えます。「ヘルプ > 環境設定 > カスタマイズ を選びグラフィックスタブを選択します」など。

④手順を省略せよ

順番にチュートリアルを進める際に、突如プレイヤーへの指示を停止します。これによりプレイヤーは次に何をすればいいのか分からなくすることができます。そして何かをしようとすると、何の説明なしに再び指示を与えるようにします。もしくは一度見たチュートリアルを二度と見ることができないようにします。

解決策

不完全な説明はプレイヤーを混乱させます。不明な点が残らないように説明しましょう。独特なゲームシステムであれば、多少冗長となっても一貫した説明をしたほうが混乱が少くて済むでしょう。またチュートリアルは再度見ることができるように、どこか分かりやすいとこに見れる仕組みを用意しておきます。

⑤失敗時は多くの罰を与えよ

長いイントロダクションや説明を終えた後、もしくはいくつかのトレーニングを終えた後、敵と戦わせミスしたら最初からやり直させるようにします。ちょっとしたミスでやり直しをさせて、欲求不満をレベルアップさせてもよいでしょう。2分間の長い坂道を登らせ、谷を飛び越えることに失敗したら、もう一度坂道を登らせてプレイヤーをイライラさせるのも最高です。

解決策

このようなチュートリアルを作らないためには、失敗してもすぐにやり直しできるようにしておきます。チュートリアルを完了させたら、良いアイテムを報酬として与えることで、良い気持ちで次へ進めるようにするのもよいでしょう。

⑥失敗時はプレイヤーを罵倒しろ

チュートリアルを失敗したら、NPCに「何をやっているんだ!」「このグズ!」「すっとこどっこい!」などのセリフを言わせ、ありったけの罵詈雑言をプレイヤーに浴びせましょう。一部の業界の人にとっては最高のご褒美となるはずです。

解決策

うまくいったら「素晴らしい!」「グレイト!」「クール!」など褒め称え、失敗した場合には励ましの言葉をかけるようにしましょう。

⑦完了するまで先に進ませるな

チュートリアルには、是非ともお使いイベントを導入して、それが終わるまでは街の外にでることができないようにしましょう。「早く敵と戦いたい!」と気がはやるプレイヤーを絶妙に抑えつける効果があります。

解決策

チュートリアルを、ゲーム進行を進めるための必須のイベントとするのはやめましょう。NPCに話しかけたら聞けるなど、好きなタイミングで説明を受けられるようにするのがよいでしょう。

⑧チュートリアルを全くなくせ

いっそのこと、チュートリアルをなくすのはどうでしょうか? 独創的で直感的なインターフェースを用意すればよいのです。それは無駄なものがない、とてもクールな空間ができあがります。押したら自分に向かってミサイルが発射されたり、自爆システムを作動させるボタンを配置しておくと効果的でしょう。

解決策

最低限のチュートリアルを用意しましょう。