Swaveで効果音を自作しよう!

投稿者: | 2012年5月22日

今回はSwaveで効果音を自作してみます。確かに音素材とかから拾ってくるのもいいのですが、1から自分で作ると、効果音にも愛着がでるようになりますよ!

波形エディタとして、フリーウェアである「Swave」を使用します。ほかにも多機能な波形エディタはあると思いますが、これは、シンプルでとても使いやすいのが特徴です。

「Swave」は以下のリンクからDLすることができます。

まずは波形!

効果音作りの基本は「波形」です。下は「SWave」の画面です。

波形の種類

「波形」には大きく4種類存在します。

名称 どんな音? 倍音 備考
サイン波 ポー なし
三角波 ポー(ちょっと強め) 少しあり  
のこぎり波 ボォー(強い) 大きい  
矩形波 ボォー(変わった音) 大きい 奇数倍音

(実はあと「ノイズ波」というのがあるのですが、それについては後で触れることにします)

とりあえず、それぞれがどのような音かを確認してみましょう。

サイン波

最初は、波形は「サイン波」(S字を横に倒したような波)になっています。再生ボタン(メニューバーにある三角)を押して音を確認します。

「ポー」という特徴のない音が出ました。これがサイン波です。

三角波

別の波形を聴いてみます。

メニューの「編集」から「波形ジェネレーター」を選びます。(注意:波形ウィンドウがアクティブになっていないと選択できません)

すると、「ポー」という音が鳴ります。

「なんだ、サイン波と同じじゃないか!」

と思われるかもしれませんが、よく聴くとサイン波よりも微妙に強めです。これは、倍音というものが、少しだけあるためです。(サイン波にはありません)

倍音についてはこちらが参考になります。

のこぎり波

つづけてのこぎり波です。波形ジェネレーターから「のこぎり波」を選択します。再生してみると、「ボー」という強めの音が出ます。

これは倍音が大きいためです。後で説明することになりますが、効果音作りをする場合、メインとなる音には「のこぎり波」「矩形波」を使い、補助的な音として「サイン波」「三角波」を使うのが基本です。

矩形波

波形ジェネレーターから、「矩形波」を選択してみましょう。「ボー」という強めの音が出るはずです。ただ、少しだけのこぎり波とは違う印象があります。「三角波」「のこぎり波」が偶数の倍音であるのに対して、「矩形波」は奇数の倍音であるため、少し変わった印象になる、というわけです。

 

波形まとめ

まずはこれらの4つの波形に慣れることが重要です。そして、慣れてから、波形を手で書くようにしましょー。波形ジェネレーターは、メニューバーの緑の線のアイコンからも表示することができます。そうすると波形ジェネレーターが表示されるので、「波形のかたち」から「三角波」を選択します。で、OKを押して、再び再生します。

 

さっそく作ってみよう

発射音を作る

とりあえず何かを発射するような音を作ってみます。擬音にすると、「きゅーん」といった感じの音です。

音作りのコツとしては、作りたい音を「擬音」にしてみる、ということがあります。直接、口に出して言ってみるのも大切です。

「きゅーん。いや、きゅーん↑ きゅーん↓かな?」

という具合にです。でも人がいるところでやるとおかしな人と思われてしまうので、一人でいるときにやりましょう。

次にイメージです。 

「きゅーん」

というのは何かが落ちるような感じですよね。ということで「音の高さを高いところから低いところに落としてやる」ということで、この音を作ることができます。

音の高さを変えるには「周波数」ウィンドウを使います。右上にあるウィンドウです。ここでは線が上にあるほど高音で、下にあるほど低音になります。作りたいのは、「音の高さを高いところから低いところに落としてやる」なので、これを上から下へ斜めに引っ張ってやります。

再生してみると「きゅーん」という音が鳴ります。波形を色々な波形に変えて再生してみましょう。そうすると、様々な音になると思います。

「サイン波」「三角波」だとコミカルな感じに。「のこぎり波」だと強烈な音に。「矩形波」だとちょっと変わった音になります。

警告音を作る

シューティングゲームだと、よくボスが出る前に警告音が出ますよね。擬音にすると、「ぷぉーんぷぉーんぷぉーん、、、」みたいな感じです。今度は音が上がるような感じですので、周波数を下から上に引っ張ってやります。

「ぴこーん」を作る

続いて、某FFでプレイヤーにターンが回ってきたとき、「ぴこーん」と鳴るあの音を作ってみます。

と、その前にこの擬音について考えてみます。この擬音は、「ぴ」と「こーん」に分解することができます。なので、2つの音を組み合わせることが必要になります。

まずは「ぴ」の音です。

  • 波形:のこぎり波
  • 周波数:1つ目の線の下ぐらい
  • 音量:開始して、すぐ消える

ここで、「ぴ」という短い音を出すために、左下にある「音量」ウィンドウをいじっています。ここをガケのようにすることで、「ぴ」という短い音を出すことができます。

つづけて、「こーん」の音です。2つ目の音を作るには、メニューバーの「1 2 3 4 5 6」と数字が並んでいるところの、

「2」をクリックします。

  • 波形:のこぎり波
  • 周波数:最大
  • 音量:開始時無音。その後最大になりなだらかに消える

 

こんな感じに作って再生してみると、「ぴこーん」という音が鳴ります。(※注意:再生ボタンは2つありますが、「1」という数字が付いているボタンは「単音再生」です。白い方を押さないと「ぴこーん」とはなってくれないです。)

爆発音を作る

ゲームといえば爆発音です。擬音にすると、「どーん」ですね。

ただ、これまでの波形では作ることができません。それば、「ど」という濁音は「ノイズ波」でないと作ることができないためです。そこで一度、メニューから「ファイル」->「新規作成」を選んで真っ白にします。

波形ジェネレーターから、「波形のかたち」を「ランダムノイズ」にし、「ランダムノイズの設定の出現確率」を最大値の「1000」にします。

OKボタンを押すと、ぐちゃぐちゃな波形ができます。そして、「周波数」を「低め」にします。理由は爆発音は低音であるためです。ただ、かなり低くしてあげないといい音は出なかったりします。

そして、「音量」は「どーん」という下がる感じなので、斜め下に引っ張ってやります。

ということでこんな感じです。

ここから先は、、

とりあえず基本はここまでです。

より高度なテクニックとしては、

  • 音を重ねる
  • 波形を自作する
  • エフェクトをかける

というものがあります。

今回は単音で音を作りましたが、例えば同じ「ポー」という音でも、「サイン波」と「のこぎり波」を組み合わせると、また違った音になります。注意点として、音量の大きい音を合成するとノイズが発生する場合があります。ノイズが出る場合は、どちらか(または双方)の音量を小さくします。

波形を自作するのも面白いです。例えば、サイン波を手で書いてみると、ノイズ交じりになってなかなか面白いです。

あとは、SoundEngineなどで、完成した音にエフェクトをかけたりします。

http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/soundedit/soundengine.html

こういったツールで、エコーやノイズなどを加えると、より迫力がある音ができます。